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学習院中等科
今回特集するのは、学習院中等科について。帰国生に大変人気のある学校です。それでは、近年の入試動向や学校概要も踏まえ、お話しますね。
学習院は、言わずと知れた私学の名門です。
その歴史は非常に古く、1847年、京都御所日ノ御門前に学問所として設立されたのが発祥です。華族や皇族の子弟が学ぶ学校として、戦前から広く認知されており、現在の学習院も、その歴史と伝統を受け継いでいます。そのため、現在でも学習院に通う生徒は、首都圏の中でも豊かな家庭の子弟が多く、高い進学実績や学習面だけでなく、友人などの環境面を重視して、学校選びをしたいというご家庭には、おすすめの学校です。
その学習院の附属中学には、中等科と女子中等科の二つがあります。
中等科⇒男子校
女子中等科⇒女子校
【入試日】
帰国入試枠 12月4日(木)
一般入試① 2月2日(月)
一般入試② 2月3日(火)
【帰国入試の出願資格】
日本の小学校第6学年に相当する学齢児童であり、下のイ)、ロ)のいずれかの条件を満たしていること。

イ)すでに帰国している児童の場合

保護者の海外勤務にともない海外に在住し、かつ平成24(2012)年12月1日以降国内の小学校に転・編入学した児童であり、海外在留期間が
  • ①帰国した日からさかのぼって継続して2年以上
  • ②平成20(2008)年9月1日以降に通算して3年以上
  • のいずれかであること。
ロ)現在海外在住中の児童の場合
保護者の海外勤務にともない海外に在住している期間が
  • ①平成26(2014)年12月4日【入試日】までに継続して2年以上
  • ②平成20(2008)年9月1日以降、平成26(2014)年12月4日【入試日】までに通算して3年以上
  • のいずれかであり、平成27(2015)年3月末日までに帰国予定の児童であること。
〔注:出願資格の有無についてご不明な点があれば、中等科教務課までお問い合わせください。〕
※学習院中等科HPより。
【合格発表日】
帰国入試枠 12月5日(金)
一般入試① 2月2日(月)
一般入試② 2月4日(水)
【試験内容】※帰国入試のみ。
筆記試験〔 国語(作文含む)・算数 〕それぞれ100点、面接100点
なお面接は、面接Aか面接Bのどちらかを選択し、出願の際に志願票の所定の欄に記入してください。面接Aも面接Bも、志願者の特長をさまざまな観点から評価しますが、面接Aでは英語能力の評価の割合が高くなっています。
  • ※面接A  共通面接 + 英語の能力を見る面接
  • ※面接B  共通面接 + 海外体験を問う面接
学習院中等科HPより。
特に、
国語小学5年生修了範囲
算数小学6年生修了範囲を出題範囲にしています。
ただし、入学後は、帰国生も国内生と同じカリキュラムですので、帰国生は国語もしっかりと勉強しておきましょう。
【募集人数】
帰国入試⇒男子15名
一般入試①⇒男子65名
一般入試②⇒男子60名
近年、倍率は低下傾向にあります。
帰国入試の場合、
60名~70名程度が出願
35~40名程度が例年合格しています。
帰国生の方が、国内生より合格しやすいのは間違いありません。ただ、学習院を一般入試で合格した国内生は、四科(算数、国語、理科、社会)を相当量やってきています。これらの生徒と同じカリキュラムで進めるのですから、帰国生は、合格後も見据えた準備をしておかなければいけませんね。
学習院中等科 27年度用 (中学校別入試問題シリーズ)

中学受験は、ゴールではなくスタート。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!