慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部 http://zukan.exblog.jp/4791569より
参考記事⇒
今回お話するのは、慶應義塾湘南藤沢中等部について。(略してSFC)
慶應義塾湘南藤沢中等部は、創立1992年です。慶應系中学では、最も新しい学校となります。湘南藤沢中等部の最大の特徴は、『完全中高一貫』であること。他の普通部や中等部出身者が慶応系高校を選び進学するのに対し、湘南藤沢中等部出身者は原則全員が湘南藤沢高等部に進学します。
また、SFCは、『生徒の多様性』を重視しています。入試制度の中に、帰国生枠や全国枠※首都圏以外の出身者限定など全国的に珍しい制度も取り入れています。その結果、帰国生が3割を占めているなど国際色豊かな学校に。それは、帰国生にとって馴染みやすい環境ですね。
【試験内容】
一般枠
一次 算数・国語・理科・社会
二次 親子面接、体育実技
⇒普通部が全科目100点に対して、中等部・SFCは、理社の配点が算国の半分であることが特徴です。また、普通部の受験生面談と異なり、親子面接あり。
帰国枠 ①or②を選択
一次 ①算数・国語+外国語による作文
②算数・国語・理科・社会
二次 親子面接、体育実技
⇒特に、①の外国語による作文がポイントです。英語以外のスペイン語や中国語などでもOK。また、SFCは、活動報告書なる書類を提出しなければなりません。これは、保護者が作成するもので、小学校の勉強以外に一生懸命取り組んだことを報告する書類になります。これをもとに、面接も実施されますので、大変重要です。具体的な書き方などは、また記事にしますね。
【募集人数】
一般枠120名、帰国枠30名
⇒募集人数は、計150名。幼稚舎から10名程度の進学者を合わせて、一学年160名でスタートします。また、高校からは、帰国枠30名、全国枠20名、附属校枠10名の60名程度が合流し、計240~260名で高等部がスタートします。ちなみに、2013年は、幼稚舎からSFCには、男子1名、女子3名の計4名が進学しました。例年幼稚舎からの進学は、10名を超えることはありません。主に、神奈川にある家庭が、SFCに進学しています。今後は、2013年開学の慶應義塾横浜初等部とSFCが一貫教育にする予定です。
【入試日】
一般枠
一次 2月2日(月) 9:15~12:45
集合 8:50
国語 9:15~10:00(45分)
社会 10:30~10:55(25分)
理科 11:05~11:30(25分)
算数 12:00~12:45(45分)
※希望者のみ 活動報告書の英語参考テスト 14:00~14:40
帰国枠
一次 2月2日(月) 9:15~12:45
集合 8:50
①外国語による作文選択者
国語 9:15~10:00(45分)
作文 10:30~11:30(60分)
算数 12:00~12:45(45分)
②理科・社会選択者
国語 9:15~10:00(45分)
社会 10:30~10:55(25分)
理科 11:05~11:30(25分)
算数 12:00~12:45(45分)
※希望者のみ 活動報告書の英語参考テスト 14:00~14:40
二次 2月4日(水) ※二次は、一次試験が合格者のみ。
女子・男子の順 面接・体育
【発表日】一般・帰国枠
合格発表
一次 2月3日(火) 13:00~17:00
二次 2月5日(木) 13:00~17:00
入学手続き
2月5日(木) 13:00~15:00
2月6日(金) 10:00~12:00、13:00~15:00
⇒一度慶應義塾に、入学金を収めた場合、進学する中学が変わっても、入学金を回すことができます。(例 普通部⇒SFC)つまり、二重で支払う必要はありませんので、ご安心を!
【受験料】
3万円
⇒普通部・中等部と同じです。
【初年度納入金】
約149.5万円
⇒中等部や普通部が約135.8万円ですので、約十数万高い計算です。これは、施設費が上乗せされているため。SFCは、キャンパスが新しく、IT環境が充実していますので、高いんです。
最後に、繰り返しますが、SFCは慶應の中で最も新しい中学です。その分、生徒の多様性や中高一貫による教育など独自の方針を見せています。特に、語学教育とIT教育は、大学の学部(SFC)までつながる本格的な環境が整えられています。これから将来に向けて、ITや語学に力を入れたい生徒にとっては、SFCはうってつけの環境でしょう。それに中高一貫ですので、多感な時期を同じメンバーで過ごせるのも将来の財産になりますよね。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!
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