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                            同志社国際中学・高校
今回お話するのは、関西・京都にある同志社国際中学について。帰国受験の世界では、立命館宇治などと共に関西で非常に有名な学校です。 関西に戻る帰国生なら、一度は聞くことになる学校でしょう。
関西の帰国入試において、有名な学校は、『立命館宇治』、『同志社国際』、『関西学院千里国際』の3校が挙げられます。これらの学校は、大学附属なのですが、大学のことからお話しますね。
関西には、『関関同立』と呼ばれる有名私立大学群があります。
関⇒関西学院大学
関⇒関西大学
同⇒同志社大学
立⇒立命館大学
もちろん関西の方で知らない人はまずいません。そして、この中の3つの大学附属(関西大学除く)は、帰国生をメインに受け入れています。
関西学院大学⇒関西学院千里国際
同志社大学⇒同志社国際
立命館大学⇒立命館宇治
また、別の観点から。帰国生受け入れ第一に設置されたと認定されている学校は、日本に4つあります。
ICU(国際基督教大学)
南山国際
同志社国際
関西学院千里国際
同志社国際と関西学院千里国際は、それに該当しているんですね。同志社も他の附属校に同志社高校がありますが、帰国生の受け皿として同志社国際が設置されています。学校の特徴は、世界中から帰国生を集め、英語を中心とした授業が展開されること。それでは、同志社国際中学の各特徴は、
【住所】
京都府京田辺市多々羅都谷60-1
⇒同志社大学京田辺キャンパス(理系学部メイン)と道を挟んで立地しています。
【創立年】
1980年同志社国際高校開校
1988年同志社国際中学開校
⇒比較的新しい学校です。ちなみに同志社中学は、1896年と100年以上の歴史を持っています。
【帰国入試】
帰国生徒(約55名)、国内一般生徒(約25名)
小学校から上がってくる生徒の関係上、人数が削減されました。
12月10日(水)
⇒A選考(対象:帰国生徒)専願・併願
1月20日(火)
⇒B選考(対象:帰国生徒)
⇒G選考(対象:国内一般生徒)
2月9日(月)
⇒A選考(対象:帰国生徒)併願
【募集内容】
A選考(専願)⇒英語資格・面接・書類審査 
A選考(併願)⇒作文(日本語以外)・面接・書類審査
B選考⇒教科試験 算数・国語・理科or社会or英語のいずれか
G選考⇒教科試験 算数・国語・理科or社会or英語のいずれか
⇒特に、A選考(専願)の出願資格には、非常に高い語学力が求められています。現地校やインター出身者に有利な試験制度になっています。
①TOEFLiBT 68点以上
②ケンブリッジ英検FCE 以上
③実用英語検定準1級以上
④TOEIC730点以上
【入試結果】
2014年度
帰国生対象
A選考⇒志願者74名 合格者53名
B選考⇒志願者17名 合格者11名
国内一般生対象
G選考⇒志願者56名 合格者35名
⇒A選考は、専願併願の合算です。しかし、上記の専願の出願資格を満たしている生徒は、高い確率で合格しているでしょう。ちなみに、G選考の今年の合格最低点は、152点/300点でした。他の中学受験の学校に比べ、合格点は低いほうですね。
【卒業後】
卒業後は、ほぼ100%の生徒が附属の同志社国際高校へ進学します。その後、大学は、同志社大・同志社女子大に進学していきます。特徴は、海外大学に進学する生徒が一定数いること。国際バカロレア(国際的な卒業認定制度)が同志社国際にはありますので、国際教育これからも海外大学への進学は多いでしょう。
【学費】
入学金100000円
授業料746000円/年間
教育充実費130000円/年間
その他経費
高い語学力を持つ生徒が集まる同志社国際。
学校も帰国生のため、英語での教育に力を入れています。関西に帰られる方は、同志社国際での帰国生教育を知っておくのは価値がありますよ。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!
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