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慶應義塾大学 三田キャンパス
参考記事⇒
今回お話するのは、慶應義塾中等部について。
慶應義塾中等部は、創立1947年の50年以上の歴史のある学校です。中等部の最大の特徴は、『自由さ』設立当初から、中等部に校則というものが実はありません。自ら考え、自ら判断し、自ら行動する人物になることを目標にする中等部側の狙いがあるからなんです。もちろん、クラス崩壊などなってません。笑 校則がないという条件の中で、伝統的に生徒たちの秩序が生まれるからでしょうね。
また、幼稚舎出身の女子のほとんどが中等部に進学することが中等部の特徴のひとつです。ちなみに、2013年3月の幼稚舎(慶應の小学校)卒業生144名のうち、
普通部へ65名、中等部へ71名、SFCへ6名、他校へ2名
が進学しました。例年中等部へは、幼稚舎出身の女子60名前後、男子15名前後が進学しています。その結果、中学入試の一般募集人数は、男子140名、女子50名という歪な人数比率に。募集人数も影響して中等部女子は、中学入試最難関の一つになってしまっています。
それと、中等部には帰国生入試枠がありません。帰国生が中等部を受ける場合、国内生と共に、一般入試を受ける必要がありますので、要注意。募集要項は、以下です。
【入試日】
一次 2月3日 8:30~12:00
二次 2月5日 女子8:00~11:00、男子10:00~18:00
※二次は、一次試験が合格者のみ。
※2015年度入試から、二次試験の男女の順番が女子からに変更になりました。
【発表日】
一次 2月4日 16:00~17:00
二次 2月6日 16:00~17:00
【試験内容】
筆記 算国(各100点)理社(各50点)
親子面接、体育実技
⇒普通部が全科目100点に対して、中等部・SFCは、算国の半分の配点であることが特徴です。また、普通部の受験生面談と異なり、親子面接あり。
【募集人数】
男子140名、女子50名
⇒そのため、女子の難易度は、首都圏の中で高難易度です。一方男子は、近年、易化傾向にあります。四谷や日能研模試で、偏差63以上あれば、高い確率で合格しています。開成や麻布と違い、中等部は標準問題が多い分、普段の実力が反映されやすいという面がありますからね。
【受験料】
3万円
⇒普通部・SFCと同じです。
【初年度納入金】
約136万円
普通部とは異なる魅力がある中等部。学校全体のイメージは、女子が元気で、活発です。慶應女子高は更に元気!慶應系中学の違いや特徴をしっかり把握して、進路選びの一つにしましょう。
中等部の面接の詳しい内容については、次回以降お話しますね。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!
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