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慶應義塾普通部 Wikipediaより
前回慶應の中学の違いについてお話しました。
参考記事⇒
今回お話するのは、慶應義塾普通部について。普通部は、人間教育に力を入れている学校として非常に人気のある学校です。それでは早速、普通部入試からご紹介。普通部の入試問題は非常にオーソドックスなことが特徴です。それ以上に面接や体育実技などを通して、作業を丁寧にするかどうかなどが重視されています。
一学年は、240名ですが、学年によってクラス人数が異なっていることが普通部の特徴です。1年生は24人編成10クラス、2・3年生は、40人編成6クラス体制。入学した一年目、少人数でしっかり生徒をみてもらえるのです。そのため、この制度が導入された2001年度から、志願者が増加し、瞬間的に中学受験の最難関・男子御三家(開成中・麻布中・武蔵中)レベルまで難易度がはね上がりました。※現在は、当時に比べ、落ち着いてきています。その後、2010年度に170名だった募集人数も180名に増えて現在の入試に至っています。 それにしても、少人数でみてもらえるのは、いい制度ですよね。SFCも40人クラスですが、2人担任制でみてもらえます。学校側は、学校に生徒がなじむことに配慮していることが見て取れます。
具体的な入試要項は、
【入試日】
2月1日 8:10~16時頃
【発表日】
2月3日 15時
【試験内容】
筆記 算国理社各100点
面接、体育実技
【受験料】
3万円
【初年度納入金】
約136万円
以前はSFC同様、帰国枠があったのですが、平成16年度から無くなりました。帰国生で普通部志望の方は、一般入試を受けることになりますので、面接のときに海外経験をアピールしましょう。
次に普通部の人気イベントは、『労作展』※ろうさくてん 
昭和2年からの伝統行事です。物を創り出すことが、生徒の心身両面にわたって円満な発達を促すとの考えではじまりました。テーマは、美術・技術なんでもOK。生物の研究でも、建築物の研究でも。そのため、在学3年間を数人での共同研究をする生徒もいれば、ひとつのテーマを打ち込む生徒もいます。この労作展を見学して、普通部第一志望を決意する生徒も多い人気企画です。普通部生にとっても、このようなイベントは素晴らしい経験になります。学校全体でこのようなイベントができるのも、附属校の強みですよね。高校受験があると、時間的・物理的に難しいですから。
普通部の生徒や学校の魅力が詰まっている労作展。来月普通部では、労作展と学校説明会がありますので、興味のある方は行ってみるとよいでしょう。子どもにとっても、労作展見学は素晴らしい体験になると思いますよ。
概要を慶應義塾普通部HPより。

 学校説明会

  • 期 日:  平成26年9月7日(日) 
第1回  9時30分~  第 2回 10時00分~
第3回 10時30分~  第 4回 11時00分~
第5回 11時30分~  第 6回 12時00分~
第7回 13時30分~  第 8回 14時00分~
第9回 14時30分~  第10回 15時00分~
内 容:  普通部長(山崎一郎)より
       学校紹介「普通部で成長する」
       各教科(国語、算数・数学、理科、社会)より
         ~過去の入試出題例と普通部での教科教育~
       平成27年度入学試験について
会 場:  慶應義塾大学日吉キャンパス「独立館」
       東横線・目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅下車徒歩1分
・予約は不要です。各回45分程度で、同一内容です。
・会場にて平成27年度募集要項を頒布します(一部700円)。

公開行事

     労作展 9月27日(土)、28日(日) 10時~16時半(入場は15時半まで) 普通部
     ※ 今年度は運動会の一般公開はありません。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!
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