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早稲田大学 大隈講堂
今回お話するのは、早稲田大の付属校について。慶應と同様、早稲田にも多くの付属学校があります。それではどんな学校があるかご紹介していきましょう!基本編です。
まず、早稲田は他の付属校と大きく異なる点があります。それは付属学校に附属校系属校の2種類があること。どういうことかというと、経営母体が早稲田大学なのか、あるいは早稲田大学が出資した団体が経営しているかの違いです。以下、具体的情報一覧。
【附属校】※早稲田大学直属
早稲田高等学院中学部(東京都練馬区)⇒早稲田高等学院(東京都練馬区)
                   早稲田本庄高等学院(埼玉県本庄市)
【系属校】※早稲田大学が出資した団体が経営
早稲田実業学校初等部(東京都国分寺市)⇒中等部高等部
           早稲田中学(東京都新宿区)⇒早稲田高校
           早稲田摂陵中学(大阪府茨木市)⇒早稲田摂陵高校    
           早稲田佐賀中学(佐賀県唐津市)⇒早稲田佐賀高校
                          ⇒早稲田渋谷シンガポール校
附属校は、早稲田大学へは卒業生は原則全員進学が可能です。慶應と同じですね。しかし、系属校は、推薦という形に。つまり制度上、卒業生全員は早稲田大学へは行けません。早大への進学状況は、
【早大への進学実績】
附属校 早稲田高等学院⇒99.5% (470名卒業生472名)
附属校 早稲田本庄高等学院⇒100% (339名卒業生339名)
系属校 早稲田実業学校高等部⇒97.3% (364名卒業生374名)
系属校 早稲田高校⇒54.1%(162名卒業生299名)
系属校 早稲田摂陵高校⇒12.2%(35名卒業生285名)※H25年度
系属校 早稲田佐賀高校⇒約50%(60名卒業生約120名)
系属校 早稲田渋谷シンガポール⇒約50%(50名卒業生103名)
中でも系属校の早稲田高は、完全に進学校です。今年も東大に26名合格しています。内2名は、大学受験最難関・東大理科三類(医学部進学枠)合格。他の医学部への進学者も毎年多数いることが特徴です。校風も自由で、早大への推薦も希望の学部・学科に進学できない場合は、他の学科にいくのではなく、一般受験を学校が応援するような雰囲気があります。
進学率が低い早稲田摂陵高は、2009年度に早稲田大の系属化をしました。これから、段階的に推薦定員数を増やしていく予定とのこと。入試にはA・Bコースがあり、推薦枠の数が異なります。中でもAコースにある吹奏楽受験枠は早稲田の中で唯一の制度で、非常に珍しいですね。
早稲田渋谷シンガポールの特徴は、保護者が海外在住であること。つまり、日本から留学という形では進学ができません。(慶應NYはOK)寮完備なので、世界各地から、帰国子女のみが集まる仕組みになっています。
各学校に特徴がある早大の付属校。校風も様々です。各学校に関しては、今後記事にして特集していきますね。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を一緒に勉強しましょ!