f:id:tapdan:20150304125330j:plain現在、インターナショナルスクールを検討のご家庭も多いことでしょう。
理由も
・日本人学校とインターで迷っている。
・せっかく身につけた英語を、帰国後忘れるのはもったいないから通わせたい。
・バイリンガルにしてあげたいから、インターにいれようかしら。
などなど様々だと思います。
そこで、今回はインターナショナルスクール選択についてお話していきますね。
①インターナショナルスクールってそもそも何?
『インターナショナルスクール(以下、インター)とは、主に英語により授業が行われ、外国人児童を対象する教育施設。』※文部科学省・中央教育審議会の見解
国内インターナショナルスクールは、現在日本の正式な教育機関とは認められていません。前提として『外国人児童のための学校』という位置づけです。
そのため、インターのカリキュラムは、日本の学習指導要領と大きく異なります。採用している教科書も海外で使われているものがほとんど。日本の教科書(文科省認定)とは全く異なります。
ちなみに現在各都道府県で『各種学校』扱いで認定を受けているインターは、約125校。それ以外は、無認可で運営されています。
海外インターナショナルスクールですと、各都市の事情によります。日本人がクラスに一人というケースもあります。アジア都市ですと、現地の生徒が6~7割程度通学し、それ以外が欧米人である学校が増えてきています。英語と母国語を話せるバイリンガルに子供を育てたいと思う気持ちは、全世界共通です。
②進学のメリットとデメリットって?
メリット
◯ネイティブな英語習得が可能
⇒ネイティブ並の英語力は、将来必ずプラスになります。加えて、言語だけでなく欧米や海外の文化や習慣を自然に身につけていることは、より親密な関係を築く上でも価値があるでしょう。
◯様々な国出身の友人ができる
⇒人種や母国語が異なる友人ができるという事は、子どもの価値観に大きな影響を与えます。世界で活躍していく子供には、人や物事をフラットな価値観や視点でみれるようになってほしい、、それらが醸成できるような環境が、インターの利点のひとつです。
◯海外大学に進学が容易
⇒最近は、日本の高校からも海外大学に進学する動きが出てきましたが、まだまだ少数です。一方、インターは海外の大学に進学する生徒が過半数である学校もざらです。大学進学が日本に限らず、海外が選択肢になります。海外の大学進学後も文化や勉強面がこれまでの蓄積の延長であるため、進学が容易です。
デメリット
日本語をしっかりと学ぶ機会が少ない
⇒日本語と英語が混ざるなど、やはり弊害もあります。特に小3・小4の10歳前後にきちんと日本語の勉強もやっておかないと、後々中等半端な日本語になってしまいます。文化面でも同様のことがいえます。それを心配して、海外インターに通わせている家庭は、帰国時に日本の公立小中へ一時的に通わせたりしています。
学費が高額
⇒入学金30万、年間施設費50~70万、年間授業料が200万前後と高額です。理由は、国などから補助金を受け取っていない学校が多いから。日本の私学などは、補助金などがありますが、インターはそれが適用されません。
③具体的にどんな学校があるの?
参考サイト

日本・海外にあるインターナショナルスクール – 海外赴任・留学・出張ならJCMの「海外いろは」
卒業後の進学先も、各インターによって様々です。特に、学校の種類や高校まであるかどうかなど、確認しましょう。
入学が早ければ早いほど、子どもはその環境に順応していきます。どんな進学先、選択肢があるのか一度考えてみましょう。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!