慶応には三田会と呼ばれる同窓会組織があり、日本最強の結束を誇るといわれています。この三田会こそが、慶應義塾のブランドを高め、財界をはじめ各界でのリーダーを輩出する土壌です。今回は、この三田会について。
『三田会』…1880年より卒塾生などが不定期に会合・演説を開いたことから端を発し現在は、地域・会社・業界などに計800以上の○○三田会(公認会計士三田会など)という形で組織化されている。
早稲田の中にも三田会があったり、全世界にも三田会はあります。他大の同窓会組織に比べ、卒業生同士の縦横のつながりが極めて密なことが特徴です。この数十年で、財界や政界での慶應出身者の勢力は大きいものになってきました。この理由の一つに、卒業生同士の結びつき=三田会の影響により商談やビジネスが決まっていることが挙げられます。
また、慶應幼稚舎から慶應に入る場合、小学校から大学までの16年間ともに付き合うことになります。そんな幼馴染が何人もいるひとってそう多くはないですよね。その後、大人になり、小中高大をともに過ごした仲間とそのつながりを生かし、ビジネスなどが決まったりすることは必然です。そこには、人とのつながりを主軸のひとつとする慶應義塾の気骨がみえます。慶應卒業生が自分の子供も慶應に入れたいと思う義塾の魅力は、そういったことにもあるのでしょう。
ちなみに余談ですが、2004年新紙幣になったとき、新一万円札の福澤諭吉(慶應設立者)のみが旧紙幣から引き続きモデルに使われることになりました。なぜ??ちなみに当時の日本政府では小泉首相と塩川財務大臣がこの決定にかかわっていました。
実は、二人とも慶應義塾大学経済学部出身なのです。
恐るべし三田会!
次回も学校の知識を深めていきましょう!