毎年帰国生入試が終わり、英語受験で合格した帰国生・保護者が入学後に授業について行けるか心配されることがあります。
気持ちはわかります。4科をみっちり勉強してきた国内生と、同じクラスになって落ちこぼれないか不安にもなるでしょう。
その心配に対する私の答えはいつも同じ。
突き放すようですが、
それは本人次第ですよ、と。
そして学校が合格を出しているということは、授業について行ける資格が十分にあるということ。自信を持って進学しなさいと。
例えば、渋谷教育学園幕張や洗足学園A方式、頌栄女子学院、三田国際などは英語のみで入学ができます。特に渋谷幕張の英語入試のレベルの高さは、中高受験ともに首都圏屈指。国内入試もトップレベルで女子御三家の桜蔭中や女子学院中を辞退して入学する生徒すらいます。
当然、上記のような学校に入学後は、英語以外の科目(特に理科・社会)において、国内生との知識量の差には歴然としたものがあります。しかし、ほとんどの帰国生は中1・2の間こそ苦労しますが、中3になる頃には知識のキャッチアップが終わり、学業において学校の中心的な存在になることが多いのが実情です。
入学直後は苦労しますが、本人の頑張り次第で、十分キャッチアップできるのです。
学校の中には帰国生向けクラス(国際学級)を設置して、フォローアップを手厚く行うところもあります。■国際学級)成蹊や攻玉社、東京女学館など
どのような環境下が帰国生本人に合っているのか考え抜いて学校選びをしましょう。
参考にしてみてくださいね!