本日お話しするのは、出願書類の一つである「現地在籍校の成績(在籍)証明書」の入手について。
これからの時期、出願書類を準備していると、海外で在籍していた学校に証明書発行を依頼する必要が志望校によって出てきます。
あまり知られていませんが、この成績証明書などの入手に相当苦労することがあります。というのは、(特に帰国後は)現地の学校とのやりとりが、なかなかスムーズにいかないのです。
日本人学校の場合、スケジュールに余裕をもって依頼すれば、スムーズに発行してくれる場合がほとんどです。
ただ、現地校やインター校だと、一筋縄にはいきません。通学当時のクラス担任が転任されていたり、事務スタッフが要領を得ず、依頼してから結構な期間放置されることもままあります。
過去には、いよいよ期限ギリギリになっても在籍校から郵送されて
しかも、【厳封】という概念がない国や学校も多いため、
やっと完成して到着したかと思えばA4ペラ一枚だけ送られてきたりも。
そのような状況になれば、もう笑うに笑えないですよね。
一方で、現地校の成績証明書などを入手するのが大変であることは、
帰国受験予定の中学・高校側はよくご存知です。
毎年、受験生から、そうした相談があるのでしょう。書類が【厳封】でなくても、学校が発行したことがわかれば不問にすることもあります。
また、昨年来コロナ禍となり、オンライン授業に切り替わったことで、成績は出ないケースなど出てくるでしょう。もし在籍していた学校の証明書等が揃わない場合は、焦らず、出願期限前に受験予定の学校に相談してみることが一番です。
最後に、本帰国時に必要な証明書を発行してもらえそうなら、念の為、何部か発行してもらうといいですよ。
参考にしてみてくださいね!