千代田区立麹町中学校 Wikipediaより
今回お話するのは、帰国編入するときの公立中選択について。
意外に知られていないので、今回記事にします。
現在小6・中3の方で、これから帰国、公立中に編入される方はそう多くないでしょう。もちろん、中にはいますが少数派です。しかし、小6・中3に上がるタイミングで帰国する家庭はけっこう多いんです。なぜかというと、受験学年以降帰国した場合、それ以前の2年間を海外にいたことが証明できれば、帰国生資格を得られるケースが多いから。特に、駐在地周辺に塾や予備校がない家庭は、受験学年になるとこぞって帰国する傾向に。
ただ、バタバタ帰国準備が忙しくなればなるほど、編入する学校についての情報収集も不足気味になりがち。それは、
どの公立学校を選ぶか?
今でも基本的には、全国的には学区制が採用されていますが、近年一部の地域では、好きな公立学校を自由に選べるようになってきました。東京都を例に挙げると、以下のようになっています。以下東京都HPより引用。
※学校選択制・・・区市町村教育委員会は、就学校を指定する場合に、就学すべき学校について、予め保護者の意見を聴取することができる。(学校教育法施行規則第32条第1項)
この保護者の意見を踏まえて、区市町村教育委員会が就学校を指定する場合を学校選択制という。
【区部】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【市部】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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自由選択制 | 当該区市町村内のすべての学校について選択を認めるもの |
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ブロック選択制 | 当該区市町村内をブロックに分け、そのブロック内の学校について選択を認めるもの |
隣接区域選択制 | 従来の通学区域は残したままで、隣接する区域内の学校について選択を認めるもの |
特認校制 | 従来の通学区域は残したままで、特定の学校について、通学区域に関係なく、当該区市町村内のどこからでも選択を認めるもの |
特定地域選択制 | 従来の通学区域は残したままで、特定の地域に居住する者について、学校選択を認めるもの |
引用以上。
このように、帰国地域によって学校選択ができ、しかもそれぞれ種類が細かく決まっています。各地域の中でどの学校の評判がよく、子どもの成長と環境が期待できるのか、今からしっかり調べておいて早すぎることは全くありません。
帰国編入で公立学校に進む場合、自分の学区内について調べておくといいですよ。
最後に、一日の寒暖の差も激しくなってきましたので、皆さんも風邪などひかぬよう気を付けてくださいね。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!