今回お話するのは、帰国生の『編入』について。
この時期、急な本帰国の辞令がおりて、慌てて学校を選び始めている方も多いことでしょう。しかし、編入はとても情報が少ない分野です。そこで今回は、優先して準備すべきことについてお話しますね。
編入学は、年に2回募集することが多い試験。
①4月編入(2月~3月頃に試験)
②9月編入(7月~8月頃に試験)
いずれの試験も定員は若干名であることがほとんど。そのため、情報が不足しがちです。現在、直接学校に問い合わせることが最も確実に情報を仕入れる手段になります。では、その前段階である学校選びも含めてお話します。
①まず帰国地域はどこ?
関東圏や関西圏とそれ以外の地域によって、学校選びが変わります。特に、首都圏ですと、大学付属や進学校、インターなど様々な学校があり、その種類も国立・私立・公立と豊富です。一方、地方の場合は学校の数が限られますので、逆に比較検討しやすいでしょう。いずれの場合も、編入先としては、国立附属小中がおすすめです。生徒の質が比較的良く、転校生にも慣れていますことが理由です。下記は帰国生学級を持つ、代表的な国立小学校です。
千葉大学教育学部附属小学校
東京学芸大学附属大泉小学校
お茶の水女子大学附属小学校・中学校
愛知教育大学附属名古屋小学校・中学校
京都教育大学附属桃山中学校
神戸大学附属中等教育学校住吉校舎
福岡教育大学附属福岡小学校
編入試験で多いのは、日本語作文と面接。基本的な日本語が使えるのか、コミュニケーションをとれるのかを見られます。小中学生の場合、保護者同伴であることがほとんどです。
②募集している学校を探す方法。
学校情報については、
1.塾・学校の先生に相談
2.ネット・書籍で調査・検索
1.の塾や学校の先生は、編入先の学校の先生とパイプがある場合があります。まず一度相談してみましょう。そして、編入の募集人数は、若干名であるところがほとんど。この時期は、どの学校も受け入れについては、イレギュラー対応が当たり前となりますので、③の『早急な直接連絡』が重要になってきます。
※書籍は、以下がおすすめ。
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③とにかく直接学校へ連絡。
とにかく編入は、早く動くことにこしたことがありません。今の時期からですと希望の学校の担当者に真っ先に連絡をとることが何より大切です。すぐにメールや電話で連絡してみましょう。※メールアドレスは、ほとんどの学校HP上にあります。仮に編入試験日などを過ぎていたとしても、意外と別日対応してくれたり、相談に乗ってくれます。
限られた時間の中で、今できることをしっかりとやっていきましょう。
それでは次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!