今回、お話するのは、渋谷教育学園渋谷中(通称:渋渋)について。渋谷教育学園幕張中(通称:渋幕)と並び、首都圏で人気が高まっている渋渋。渋谷教育学園は、他にも早稲田渋谷シンガポール校を運営しており、早稲田大の系属校でもあります。
近年、渋渋は、海外大学進学にも力を入れており、ハーバードやプリンストンなどの海外一流校へも合格者を出しています。東大はじめ国内大学以外の選択肢も、渋渋の中では普通にあるのです。帰国生が渋渋を志望する理由もわかりますね。
さて、そんな渋渋は、中高一貫校ですので、高校での受け入れは行っていません。(渋幕は、中学・高校で生徒募集。シンガポール校は、高校募集のみです。)一般入試でも、御三家(開成中や桜蔭中など)と併願する生徒も増えています。
帰国生入試では、英語受験と作文受験の二つの選抜方法があります。
《試験科目》
①英語受験:国語・算数・英語 面接(英語)
②作文受験:国語・算数・作文 面接
英語のレベルは年々上がってきており、英検1級準1級レベルの英語力が必要です。英語“が”話せるのではなく、英語“で”考えることが求められます。
一方、作文受験は、一般入試レベルの力が国語・算数とも求められ、非常にハイレベルな戦いになります。日本人学校出身者が多く受けにきますからね。
それでは、入試概要をみてみましょう。
《募集人員》
帰国枠 男女計12名
《日程》
1月27日
《2017年度 入試結果》
◆英語受験
受験者数 119名(男子:49名、女子:70名)
合格者数 24名(男子:6名、女子18名)
◆作文受験
受験者数 171名(男子:80名、女子:91名)
合格者数 35名(男子:15名、女子:20名)
《面接内容》グループ面接(受験生5人:面接官12人)
日本語 志望理由、将来の夢、学校で頑張りたいことなど
英語 自己紹介、グループのメンバーでタスクが与えられ、ディスカッション
特に、面接は集団面接であることが、ほかの学校と大きく異なる点です。集団面接のコツは、またメルマガでご紹介していきますね。特に、英語のディスカッションは、タスクに対して、自分の答えを論理的に伝える必要があります。
近年、人気が高まっている渋渋。海外生・帰国生は、今のうちから学校選びをしっかりと行っていきましょう!