今回お話するのは、
渋谷教育学園幕張中(通称:渋幕)の
帰国生入試について。
帰国生に非常に人気が高い学校であり、
入試の難易度もトップクラスです。
海外生のなかには、
渋幕を志望している生徒もいるでしょう。
それでは早速、入試制度から確認してみましょう。
帰国生入試(1/20)
募集定員…男女計20名
試験科目…英・英エッセイ・面接(受験生のみ)
入試科目は、英語のみ。
帰国生入試の中でも、英語一科目の
受験方式を採用している学校は限られます。
(洗足A方式、攻玉社、広尾学園、三田国際学園など)
ただ、渋幕中の英語問題は、
他校と比べて、最高峰の難易度であり、
受験層もトップクラス。
入試本番では、エッセイや面接を通じて、
英語力だけでなく、思考力や創造性が問われます。
そう英語はみんなできる前提の入試なのです。
結果、英語のみで入学した帰国生も
その高い思考力をベースに高校卒業時には、
学年を引っ張るような存在になるようです。
要は、入学後の伸びは本人次第ということ。
これは、ほかの帰国生入試でも
同様のことがいえます。
入試結果を確認してみましょう。
受験者数…135名(昨年比+15)
(男子:58名、女子:77名)
合格者数…33名(昨年比1)
(男子:10名、女子:23名)
計20名の募集定員 に対して、
例年30名前後が合格します。
そして、男女で定員が決まっていないので、
渋渋同様、女子の割合が高い傾向があります。
象徴的なのが、英語エッセイ(30分)。
2016年度は、次のテーマでした。
『今までもらった中で、一番役に立ったギフトはなにか』
解答のポイントは、
その受験生オリジナルな体験や経験が含まれていること。
通り一遍なことを書いても差はつきません。
このように、大人が考えても難しい出題がなされる
渋谷教育学園幕張中学。
様々なバックグラウンドの生徒がいるからこそ、
切磋琢磨できる環境があります。
受験を検討している方は、
参考にしてみてくださいね!