【メルマガの一部抜粋】

こんにちは。
海進塾の髙津です。

書店に立ち寄ると、週刊朝日やサンデー毎日が毎週のように大学合格特集を打ち出しています。もはや、この時期の風物詩ですね。

そこで、今回は23年度の東大合格者ランキングから私が注目した学校についてお話したいと思います。まずは、今年の結果から確認してみましょう。

【2023年度・東大合格者ランキング】

1位 開成(148名)
2位 筑駒(87名)
3位 灘(86名)
4位 聖光学院(78名)☆
4位 麻布(78名)
6位 渋幕(74名)☆
7位 西大和(73名)☆
8位 駒場東邦(72名)
8位 桜蔭(72名)
10位 都立日比谷(51名)
11位 栄光学園(46名)
12位 県立横浜翠嵐(44名)
13位 浅野(43名)
13位 海城(43名)☆
15位 渋渋(40名)☆

☆が帰国生入試を行なっている学校。引用元:inter-edu.com

ご存知の高校も多いかと思います。上位の学校は、ここ数年固定の状況となっています。なかでも私が注目したのが、横浜翠嵐渋渋の二校でした。

この10年で、東大合格において、躍進を遂げた学校といえます。10年前の2013年度・東大合格状況を振り返ると、横浜翠嵐が17名、渋渋が11名合格でした。

まず、渋渋について。

ご存知の通り、帰国生入試の難関校の一つ。
渋谷教育学園の『自調自考』の理念のもと、学校改革を続け、ここ数年では、御三家中(桜蔭、女子学院など)を辞退してまで入学する生徒がいるほど、受験生の間で人気と難易度が高まっています。

今年の中学入試の結果を振り返っても、6年後はさらに実績を伸ばしているかもしれません。

【参考記事】『御三家を蹴って、入学する生徒も。私立共学トップ 渋渋 はなぜこれほど躍進したのか』AERA

次に、神奈川県立横浜翠嵐高について。

ここ数年、大学受験の世界において、注目されている学校の一つです。というのも、10年前に着任された進路指導の先生を中心に学校全体で大学進学に取り組まれ、この数年間で進学実績が飛躍的に伸びました。

※神奈川県立高校では最大10年で別の学校に転勤しなければならない規則があるため、残念ながら、その先生は別の学校に今春移籍されるそうです。

しかし、横浜翠嵐のここ数年の取り組みから、神奈川県内の高校受験生たちが翠嵐に目指す流れができているため、来年以降も注目の学校といえます。

一方、私立では熱心な先生が長く在籍できるため、安定した教育環境があることが私立の魅力とも言えますね。

ベンチマークとしてわかりやすい東大合格者数という観点から、学校の変遷を辿り、中学高校の大きな流れを掴むことで、数年後の状況を想像することができます。

もちろん、東大合格者数だけではなく、様々な資料や情報をもとに、お子様に合った学校を多角的に選ぶことが大切です。

参考にしてみてくださいね!