新型コロナの影響により、
国内外問わず、自由に外を行き来できない状況に、
置かれている方がほとんどかと思います。
今回は自宅学習における、
支援ツールについてお話します。
まず、この休校期間は、学年問わず、
学力のベースアップができる絶好の機会です。
特に受験生でこの期間に、
前倒し学習を一巡していれば、
余裕を持って夏期に突入することができます。
非受験学年の方も、学習のフォローアップを行い、
余裕があれば、先取りをすると良いでしょう。
まずは国語から。
やっておくと良いのが間違いなく、音読です。
頭では大事だとわかっていてもあまりやらないのが音読。
音として日本語を聞く・読む経験が少ない海外帰国子女にとっては、
効果抜群な学習法です。
やはり、黙読と音読では、脳の処理工程が異なるため、
内容理解という意味では良い刺激となります。
はじめは5分程度で構いませんので、
保護者が横で聞く、録音して本人に聞かせるなど、
工夫して音読してみると良いでしょう。
問題を解いたら、一度音読する。
文章理解力が高まると、
国語だけでなく全ての科目に好影響が出ます。
まずは教科書レベルから始めて、
受験レベルに持っていくことがポイントです。
そして、漢字対策。
帰国子女は漢字を苦手にしがちです。
ただ、その原因は、単純に漢字に触れた機会が、
少ないことがほとんどです。
お手持ちの漢検の問題集やドリルをもとに、
毎日少しずつ触れるようにしましょう。
■e-board というオンラインの学習サイトが、
楽しみながら学習できます。
■漢字学習ステップ(日本漢字能力検定協会)
次に算数・数学です。
算数・数学は、まずは計算が全ての土台になります。
計算問題を毎日やることです。
ポイントは、制限時間を設けてダラダラやらない。
100%の正答率を目指すこと。
■マスター1095題(みくに出版)
■高校入試・計算力トレーニング(桐書房)
文章題については、各単元の典型問題を
このタイミングで、一周やっておくが肝要です。
そうすると、先に頭の中に算数・数学の【目次】ができます。
全体像を予め掴んでおくことで、
複数の単元が絡む応用問題が来ても理解しやすくなります。
ちなみに、教材としては、以下のテキストがまとまっています。
■算数 四科のまとめ(四谷大塚)
■数学 塾技100・数学(文英堂)
非受験学年含め、Z会がサポート教材を公開しているので、
適宜参考にすると良いでしょう。
また、中学受験を検討している方は、
四谷の映像授業を検討するのはいかがでしょうか。
■四谷大塚の映像授業
受験に向けての確かなペースメーカーになります。
もちろん、一方向の映像授業なので、わからない問題を、
どう解決していくかが、上手く活用するための鍵になります。
住んでいる地域にもよって、その対処の仕方は異なりますので、
ご検討中の方はご相談ください。
【おまけ】
3日坊主を防ぐために、同じ目的を持つ仲間と、
励ましながら進めていくことができるアプリです。
この期間を乗り越えることができれば、
きっと生徒本人の成長につながります。
それを信じて、この難局を乗り切りましょう。
参考にしてみてくださいね!
■その他の学習支援コンテンツ