今回のテーマは、
医学部に強い学校について。
2020年度の合格ランキングをもとに、
医学部進学に力を入れている学校、
中でも、帰国生入試を行なっている
3校をご紹介します。
早速、ランキングを見てみましょう。
医学部合格者数 高校別ランキング
※合格者数(現役合格者数)
【1位】豊島岡女子学園高校(東京・女子)
176名(119名)
【2位】桜蔭高校(東京・女子)
126名(85名)
【3位】聖光学院高校(神奈川・男子)
124名(112名)
【4位】暁星高校(東京・男子)
121名(64名)
【5位】灘高校(兵庫・男子)
119名(57名)
※inter-edu調べ
この中で、帰国枠があるのは、
豊島岡、聖光、暁星の3校です。
特徴的なのが、首都圏の進学校(女子)の
医学部人気です。やはり、女子のトップ層は、
東大に行ける力を持っていても、
医学部に進学しています。
背景には『手に職』という価値観
背景にあるのでしょう。
生涯働ける仕事として、
医師に魅力を感じている
受験生が多いのだと思います。
そして、豊島岡女子は、中高入試で、
帰国生入試を行なっています。
中学受験は、一般入試(4科)と同一問題、
同一日程です。5点の加点措置があります。
高校受験は、1月に別日程で帰国枠が
あるのですが、来年度入試が最後。
2022年度からは中学募集一本になります。
そして、帰国生入試も実施している、
聖光学院の現役合格率は圧倒的です。
なんと、合格者のうち90.3%が現役生です。
聖光学院はきっちりと学校で勉強をさせる、
学校ですので、毎年、東大・医学部ともに
高い現役合格率を誇っています。
現役合格率ランキング(現役合格者数/卒業生)
【1位】 聖光学院高校
48.91%(112/229)
【2位】 暁星高校
39.51%(64/162)
【3位】 桜蔭高校
37.12%(85/229)
【4位】 豊島岡女子学園高校
35.21%(119/338)
【5位】 灘高校
25.91%(57/220)
そして、暁星高校です。
完全中高一貫校であるため、
中学募集のみの学校です。
120名の中学入学組プラス40名の小学校
からの内部進学組の一学年計160名という
非常に小規模な学校です。
医師の家庭の子弟も多く、医学部進学を
目指す生徒が多数であることが特徴です。
12月に帰国生入試(算数・国語・外国語)
を行なっており、海城や都市大などとよく
併願します。
国公立大医学部にも、
毎年複数合格しているので、
医学部を目指す帰国生は同じ目標を持つ友人が
できる環境と言えるでしょう。
このように、学校選びの際は、
卒業後の進路に注目して、
どのような進路を取る生徒が多いか、
どのような交友関係になるのかを考えてみると
良いでしょう。
参考にしてみてくださいね!
参考記事(インターエデュ)