帰国受験でうまくいくコツはなんですか?
と質問されることが時々あります。
私の答えは、いつも同じです。
間違いなく、鍵は国語ですよ、と。
というより、日本語力。
最近の帰国生入試、特に難しい学校ほど算数や数学で差がつきます。国語とは一見、関係なさそうな科目ですが、上位校になればなるほど、複雑な長文問題から条件を整理して、図やグラフ化することができないと解くことはできません。
この問題文を正しく理解する作業を苦手にしている帰国生が実に多いのです。
そうした国語を苦手としている生徒は、たいてい四谷や日能研模試、アドバンス模試などで偏差50を超えることができず苦労しています。
一番後回しにしてしまいそうな、国語。先に、この国語を磨くことで、全科目にプラスの影響をもたらすのです。
そして、国語を磨く上で欠かせないのが、音読。
初めは精読。ゆっくり、意味を理解しながら読む。そして、次に、声に出して徐々にテンポを上げながら読んでみる。
その練習を繰り返すうちに、黙読のスピードも上がり、理解の深さが変わってきます。
国語のベースアップができると、各科目の学習能率は劇的に改善されていきます。成績が伸び悩んでいる方はぜひ試してみてください。
急がば回れ!
参考にしてみてくださいね!