今回お話しするのは、帰国枠の算数・国語について。
入試日程によって、同じ帰国枠の入試問題でも一般入試と同じ問題になる場合もあれば、帰国枠用の比較的取り組みやすい問題が出題される場合もあります。
しかし、簡単な問題で8割得点する能力と、難しい問題で5割得点する能力は全く異なります。つまり、志望校によって鍛えておくべき能力が違うのです。
だからこそ、入試問題の難易度を事前に知っておくことで、学習バランスを調整することができます。早速、一般入試と同じ問題が帰国枠でも使われる学校を確認していきましょう。
■一般入試と同じ問題が帰国枠でも使われる学校一覧
・慶應義塾湘南藤沢中等部
・早稲田
・早稲田実業
・立教新座
・世田谷学園
・巣鴨
・城北
・本郷
・成蹊
・東洋英和女学院
・横浜雙葉
・青山学院横浜英和
いずれも一般入試と併せて帰国枠が行われることが特徴です。また、合格ラインも一般入試より若干低く設定されている場合がほとんどです。例外は日本女子大附属。一般入試と同日実施なのですが、帰国生向けに別問題が用意されています。
なお、一般入試と同じだと大変に思われるかもしれませんが良いこともいくつかあります。まず、過去問が手に入りやすい点です。加えて、書店で販売されている過去問集には解説も充実しているため対策がしやすくなります。
次に入試日程が遅く問題が難しいため、お試し受験がされにくくなります。要するに、本当にその学校に行きたい帰国生が集まり、練習として受けに来る生徒がいなくなるのです。
このように、入試日程や出題される問題のレベルは今後の準備において、非常に大切な要素となります。ご質問やご相談があれば、お問い合わせからどうぞ。
参考にしてみてくださいね!