帰国枠は年内から入試が始まりますが、国内入試は千葉・埼玉エリアで1月、東京・神奈川エリアで2月1日からスタートします。
特に2月1日が中学受験の解禁日とされ、もっとも盛り上がります。※高校受験は2月10日が解禁日。そのため、開成中では2月1日が中学受験、2月10日が高校受験です。
2月1日(午前)は、第一志望校に設定する受験生が多いことから、受験者数をみることで、その学校の規模感や人気度合いが分かります。
それでは早速、確認してみましょう。
男子校(定員)・・・・受験者数
1位 開成(300)・・・・・1188
2位 麻布(300)・・・・・971
3位 早稲田(200)・・・・751
4位 慶應普通部(180)・・589
5位 武蔵(160)・・・・・580
6位 駒場東邦(240)・・・576
7位 海城(145)・・・・・472
8位 本郷(100)・・・・・452
9位 逗子開成(150)・・・450
10位 芝(150)・・・・・・432
例年、上位4校は不動の人気です。近年は本郷や海城の人気が上がってきました。例えば、海城の一般入試では昨年比103.3%と増加しています。
また、帰国枠がある学校は、太字の学校。10校中4校で帰国枠を実施しているのですが、別日程なのが海城と逗子開成のみです。早稲田や逗子開成は国内生と同じ問題で、合格ラインを若干優遇してくれる程度なので注意が必要です。
次に女子校です。
女子校(定員)・・・・受験者数
1位 女子学院(240)・・・746
2位 吉祥女子(114)・・・555
3位 桜蔭(235)・・・・・532
4位 共立女子(130)・・・529
5位 友女子(180)・・・484
6位 香蘭女学校(100)・・462
7位 雙葉(100)・・・・・391
8位 フェリス女学院(180)384
9位 洗足学園(80)・・・・349
10位 立教女学院(110)・・332
女子校は、上位10位までは比較的安定しているのですが、11位以下の学校の順位は毎年変動します。学校の人気に流行り廃りがあるんですね。制服や校舎の建て替えが、受験者数に影響を与えることもよくあります。
そして、帰国枠を実施している学校が、10校中5校あります。特に、別日程で帰国枠を実施しているのが、共立女子、洗足学園、立教女学院の3校。香蘭や友は国内生と同じ問題を解くことになるので注意が必要です。
同じ定員でも、学校によって受験者数が倍程度違うこともザラなのです。一般入試を視野に入れている受験生も、帰国枠のみを考えている受験生も、一般入試の状況にも目を向けておきましょう。一般入試を受ける帰国生も増えている分、一般入試で登り調子の学校は、帰国枠でも人気が高まる傾向があります。
共学校については、また次回以降に。
参考にしてみてくださいね!