1月も下旬になり、帰国入試も一段落。
特に中学高校受験は、1月が千葉県・埼玉県 2月からは、東京・神奈川が本格的な一般入試スタートです。受験生のお父さんお母さんは心配で気が気ではないですよね。あと10年後はいい思い出になります。くれぐれも親子ともに体に気を付けて受験を迎えてくださいね。
それでは、今日は、いつから受験勉強をはじめるのがベストか。
現在小3、4年生くらいのお子様をお持ちの方は、中学受験をするかどうしようか悩んでいるところでしょう。そうですね。クラスのお友達が中学受験の塾に通いしたなんて話を聞くようになる時期ですから。
では、実際は、どうでしょうか。
受験生の7割から8割が小3・4からスタートしています。残りの2、3割が小5~小6夏くらいまでにはスタートします。難関中に合格した家庭は、特に小3からスタートしている家庭が多いのが実情だといわれています。
首都圏大手の塾では、SAPIXや四谷大塚、早稲田アカデミーは、小4からカリキュラムがスタートをしているところが多く、小4・5で全内容を終わらせて、小6は志望校レベルの演習をするという流れが現在の主流です。
ただ、小3は、小4でやる内容の予告編という位置づけの塾が多数です。もちろん、その子たちが小4になったときの定着は、そうでない場合に比べ、良い傾向にあります。しかし、その背景には、小3からやらせる家庭のほうが、受験に熱心で子供もきちんとしつけられていることが多く※椅子に座って勉強するという点で。結果的に成績がよい子が多いということが言えるんです。
やはり中学受験の勉強初期では、子供の勉強習慣で成績が如実に現れます。この段階では、お母さんやお父さんの補助輪としての役割が非常に大きいのです。
→最近の国内では、主に小3の終わりがスタート。遅くても小4スタートが一般的。
ただ、帰国入試は、国内入試とは、少し事情が異なります。
なぜなら試験科目がそもそも違うからです。国内入試が4教科が一般的なのに対し、帰国入試は、算国の2科目が主流。
そのため、極端な話、労力が半分でいいのです。※算国はそんな甘くないですが。。
したがってスタート時期は、小4・5くらいにはじめた子がさらっと難関中に合格!なんてことが帰国入試だと起こります。
→帰国入試だと、スタートが国内入試より一年おくれても間に合います。ただし、早期(小3だから)身に付く内容というものがあります。国語だと、10歳までの音読や語彙力トレーニングは海外に住む子供には効果的であったり、算数ならば、センスが必要といわれる『空間図形』のトレーニングは10歳までのトレーニングが効果的だと東大の研究チームは発表しています。
中学受験で必要とされる量は、各生徒の能力にもよりますが、最低でも2年は必要です。十分準備をして臨みたいということなら小3から4年はあると、ゆるやかな坂を上って目標に到達するイメージができます。
ただ、中学受験はある程度、向き不向きがあります。それは、能力的な面や精神的な面など。例えば、幼いことが中学受験では、マイナスに働いたりします。でも、それって成長の過程と中学受験が合わなかっただけのこと。中学受験では、ぱっとしなかったけど高校受験で目覚ましい結果や成長をする子供もいます。
いつはじめるかも大事ですが、それ以上にそもそもやる必要があるのか、それが子供の成長にプラスになるのか、を考えることもこの記事をきっかけに考えてもらえたらうれしいです。
~まとめ~
国内生 帰国生
○国内4教科入試 ⇔ 帰国2教科入試が主流。
○国内小3スタート ⇔ 小4~5スタートでも間に合う。
○小3だから効果的な分野がある。(共通)
スタートは、一気に始めるよりも徐々に長く続けられるように!がポイント。
受験をする場合、きちんと準備をして、子供にとって成長ができる環境を手にいれましょう!