f:id:tapdan:20141107203442j:plain
攻玉社学園 Wikipediaより
今回、国際学級のある帰国生に人気の私立中高一貫校、攻玉社中高をご紹介します。
攻玉社中高(男子校)は、大変歴史のある学校で、創立150年を超えます。昭和初期には、海軍兵学校(海軍のエリート養成機関)への進学実績が全国TOPレベルだったことで有名な学校です。他に海城中学も同様の歴史を持っており、攻玉社と併願する生徒も多いのが特徴。
そして、攻玉社の特徴は、何といっても「国際学級」!
帰国子女のみを40名の定員で集めて、中学3年間を手厚くフォローされます。その後、高校に上がると一般クラスと合わさり、勉強していくという学級環境です。以前お話した、国立大学附属は、小学校で帰国子女クラスを設置して、中学で一般クラスと混ざるケースはあるのですが、中学で同様のシステムがある学校はそんなに多くありません。英語は得意だけど、日本語で学習していては、難関中ではきっと落ちこぼれるかもしれないと危機感を持っているご家庭には、そのフォローは安心です。
それにこの攻玉社は近年伸びてきています。周辺の難関中学(駒場東邦や麻布など)の併願されるケースが多くなってきており、実際に進学実績も2014年度も東大21名、早稲田127名、慶應92名と全国的に見てもハイレベルな進学状況になってきています。現役率が高い点を見ても、在学中にきちんとやらせきりることがわかるでしょう。
そして、この国際学級の試験科目は、英語1科目(定員20名)or算国2科目(定員20名)です。ちなみに、今年度の受験日は、2015年1月10日なのですが、合格発表が当日行われるというスピーディーさ。更に、昨年度の入試データは、
算国 受験者数92名⇒合格者数49名
   合格最低点 107点/200点満点
英語 受験者数81名⇒合格者数42名
   合格最低点 44点/100点満点
※攻玉社HPより
でした。問題の難易度もありますが、この倍率で、この得点率。しっかり準備して試験に臨めば攻玉社で学べる可能性は、十分あります。
ちなみに以前私が日本での教え子で、攻玉社に進学した生徒がいました。一般入試・特別選抜は、国語1科で受験できる入試に見事合格を果たしたのですが、現在楽しく攻玉社で学校生活を送っているそうです。ちなみに、攻玉社の制服はかっこいいです。笑
その子、その子に合った環境を綿密に調べて、進路を決めていきましょう。
それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!
【海外教育についての他のブログ一覧】
ご相談・お問合せは、infokikoku@yahoo.co.jp まで。