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Wikipediaより 慶應義塾 幻の門
参考記事⇒
8月も終わり9月が始まりました。今年も残り3分の1。あっという間ですね。といっても、個人的に秋が一番好きな季節なので、これからおいしいものをたらふく食べようとおもってます。
今回お話するのは、慶應義塾中等部の面接について。
早速、中等部の近年の面接概要と内容をご紹介しますね。
【面接日】
2月5日 女子⇒8:00~11:00 男子⇒10:00~18:00
※2月3日の一次試験合格者のみ。
【面接形式】
受験生個人:面接官2~3名
受験生・父母:面接官2~3名
 
【面接時間】
各5分ずつ
【具体的内容】
対受験生への質問
・併願校と合格した時の進学先
・小学校で一番楽しかったこと
・中等部に入って何がしたいか
・男子校と共学についてどう思うか
・住んでいる町について
・両脇にいる家族紹介
・親に怒られた時の気持ちは
対保護者への質問
・職業について
・今日は会社を休んできたのか
・中等部で子供に何をしてほしいか
・受験を終えた今の心境は
・中等部を選んだ理由
・受験勉強で大変だったこと
・子供が一番目を輝かせているときはどんなときか
【実技】
マット運動(25m走、マット運動、サッカー・ドッジボールのパスとドリブル、跳び箱)
さて、これらの面接内容から、慶應義塾が何を面接で知りたいかというと、
【併願校】本当に、中等部に入学する意思はあるのか。
【環境面】これまでの親子関係・教育環境はどうか。
【性格・志向】受験生の性格や志向性はどうか。
特に普通部との最大の違いは、併願校について問われることが多いこと。一次試験が2月3日にあるため、慶應中等部以外の志望校を第一志望にしている生徒が多数受験してきます。※2月1日が東京・神奈川の中学受験解禁日ですので、2月1日に第一志望受験という生徒が多いのが実情です。。。
つまり、面接をする目的には、本当に慶應に来る気があるのか、それに合格を出す以上は、ぜひ慶應に来てほしい子なのかを面接官は見ています。
よく言われることですが、慶應は大学まで一貫教育をします。他の進学校と違い、東大入試に強い子である必要は全くありません。慶應大学を卒業後、慶應に貢献できるような生徒がほしいのです。
また面接では、普通部と異なり親子面接があります。職業など両親についても聞かれます。この面接等から、慶應中等部は財界人や慶應OBの子弟が他の普通部・SFCに比べ、多いといわれる所以にもなっているようです。真偽は明らかではありませんが、慶應が一私学である以上、義塾に貢献できる生徒を選ぼうとする狙いは当然わかりますよね。各中学の募集に何かの役割分担があったとしても、何等不思議ではありません。ただ、中等部には、特にコネもないサラリーマン家庭も普通にいるので、在学生や卒業生からしたら、そうなのかもね程度だったりするんですが。
男女共学の慶應義塾中等部。様々な学校のことを知り、帰国する子どもが、どのような環境で学ぶのがベストなのか、ともに考えていきましょう。それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!
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