受験も本格的に始まりました。受験生で、面接練習をしている方も多いのではないでしょうか。私も毎年受験生と練習をしています。
そこで今回は、面接の本質とはなにか、そして受験生はどのようなことに気をつけるべきなのかについてお話していきます。
まず、面接とは何のためにするのでしょうか。
-それは受験生がどのような生徒であるかを事前に知り、入学後に学校に合うかどうかを確認するため。
学校側は学力だけでなく、受験生が学校の雰囲気や方針に合うかどうかを知りたいのです。入学後大きなトラブルを起こしたり、退学となれば困りますからね。その手がかり探しが『面接』です。つまり、入学後志望校で頑張りたい旨きちんと伝えられたら全く問題はありません。
では、どのようなことに注意して面接するのがよいのでしょうか。面接には3点のポイントがあります。
1.自分の言葉で話す。
⇒当たり前だと思われるかも知れませんが、これが最も大切です。自分の言葉で面接を受ける生徒は実はそう多くはいません。一字一句まちがえないように、用意してきた台詞を吐き出すように伝える受験生が非常に多いのが実状です。
予想していなかった質問やツッコミには非常に弱いことが、この問題の特徴。表面上の台詞に意識がいってしまうと、本当に伝えたいことは伝え切れません。原因は、それらしい回答を求めがちなこと。つまり、その受験生自身のことばで語られていないのです。
そこでどうすれば解決するのかというと、地道な作業ですが、これまでの出来事を振り返り、どうして志望校を選んだのか、なにが海外経験で得られたことなのか真剣に振り返ることです。『なぜ』を五回繰り返して、掘り下げて考えてみましょう。
【面接の具体例】
・志望理由
・海外生活での経験について
・自己PRなど
2.結論から端的に伝える。
⇒聞かれたことに短めに伝えることも大切です。一つ質問すると、3分近く話してしまう受験生も結構います。加えて結論が最後であることが多いため、聞いている方が話を理解するのに苦労してしまうことなんかも。
・結論ファースト!
・一分以内に簡潔に!
以上のことを気をつけるだけで、非常にスムーズな面接のやり取りになります。面接官の立場になって考えてみましょう。
3.相手の目を見て話す。
⇒最後に相手の目をみて伝えましょう。全く見当違いの場所を見ながら話す受験生もいますが、これは非常に失礼ですよね。もちろん、ネクタイや鼻のあたりに視線を変えながら話すと自然なアイコンタクトになります。
面接官も人間です。当たり前の礼儀を忘れずに。
以上、3つのポイントに気をつけながら面接練習してみましょう。体調に気をつけて、最後まで全力をつくしてくださいね。
それでは次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!