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今回お話するのは、白百合学園の帰国枠入試について。
白百合学園は、明治14年に設立された、歴史のある名門校です。戦前、女子仏学校という名称だったことからもわかるように、フランス人に設立された縁から、現在もフランス語教育に力をいれています。
実は、白百合学園中高の卒業生は、白百合女子大学にはほとんど進学しない進学校です。(白百合女子大への進学者9名/平成28年度卒業生171名)東大をはじめ難関大学や医学部に多くの生徒が進学しており、早慶大にも毎年100名前後の合格者がいます。
また、近年、帰国生に人気が高まってきており、5年前と比較しても、受験者数も倍増しています。英語の取り出し授業やフランス語教育など、帰国生が入学後に刺激をうけられる環境を用意しているのです。
その帰国枠入試では、12名の募集をしており、毎年30名前後の合格者が出しています。倍率は2倍程度。
一方、一般入試は60名を募集しています。中学では、帰国枠・一般入試の計72名と白百合学園小学校からの進学者が合流して、およそ180名前後で構成されます。
それでは、帰国枠入試の概要をみてみましょう。
帰国枠入試概要
試験日程 1月8日
試験科目 英語(40分)・算数(40分)・国語(40分)
算数・国語は、一般入試よりも易しい問題が出題されています。算数は、例年、大問5題で小問10問前後が出題されていますので、計算などの基本問題をいかに落とさないかが得点のコツです。
面接内容 保護者同伴(1015分程度)
《生徒向け》 
・志望動機
・住んでいた国について
・好きな本
・入学後に入りたいクラブ活動
・願書の記載内容からの質問…
《保護者向け》
・海外生活で、どのようなことに苦労したか
・子供の長所、短所
・海外での受験サポート
・海外での子育てで気をつけていたこと…
やはり、生徒には海外滞在中のこと、興味・関心について。保護者には海外で生徒がいかに成長してきたのかが問われます。
お子さんが、上記の質問を今されたら、どういったことを答えるでしょうか。試しに考えてみるとよいでしょう。
それでは、次回も一緒に帰国枠入試を勉強しましょう!
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