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今回お話するのは、中央大学杉並高等学校について。(通称:中杉)
毎年多数の帰国生を集める大学附属校。代表的なのが、次の3校です。
・国際基督教大学高校(ICU高)※1月書類選考入試
・青山学院高等部
・中央大学杉並高
三校の共通点は、①1月入試であること、②日本人学校出身者も受験しやすい入試であること。上記三校を受験する受験生の多くが、慶応SFC高や学大附属なども併願します。
特に、中央大学杉並高は、2013年度まで5科目入試を行っていましたが、14年度入試から3科目入試に科目減を行いました。その結果、多くの帰国生が集まるようになり、上記3校を併願する生徒が増えてきたという経緯があります。 入試方式を変えると、受験者数に直接影響するんですね。
そして、中央大杉並高は、中央大の附属校のなかでは最も入試難易度が高いことでも有名です。ただ、帰国枠は、一般枠とは状況が異なります。まず、帰国枠の入試問題は、一般入試に比べ、取り組みやすいことが特徴的。概ね、公立高校の入試問題レベルといえます。
つまり、中杉の入試は、それ以外のファクター(面接や書類)で入試が決まるといえるのです。言い換えると、学力以上に、受験生本人の海外での経験や学びが問われるということ。ですので、受験生は今のうちから、そうした海外での経験を振り返っておくといいですよ。
また、中大杉並には、卒業後に中央大学にない学部を受験する場合は、中央大に進学する権利を保有したまま他校受験ができる制度があります。意外に知られていないシステムですが、卒業後の進路を考えるうえで、高校生には有難い制度です。一口に大学附属校といっても、内部進学についての制度は様々ですので、興味がある学校があれば一度調べてみるとよいでしょう。
海外での経験をもつ生徒にぜひ来てもらいたい!という、学校側の意図がわかる中央大杉並高。
海外生の方々は、ぜひ学校選びのヒントにしてみてくださいね!
【試験科目】
基礎学力検査(英・数・国)
面接
【日程】
試験日 1月23日
合格発表日 1月23日(当日発表)
【面接内容】
・志望理由
・海外経験について
・入学後に力をいれたいこと など
参考にしてみてくださいね!