今回お話するのは、慶應義塾普通部の【労作展】について。
受験生が普通部を志望するきっかけとして最も多いのが、この【労作展】。普通部の生徒が研究テーマを自由に設定し、年に一度、研究発表します。実際、男子特有のマニアックな探究心を堂々と表現しており、大人顔負けの研究には舌を巻きます。
2016年度 労作展
この【労作展】こそが、普通部の教育の真髄。
というのは、普通部は附属校ですので、進学指導に特化する必要がありません。そのため、普通部の授業は、解法や公式を教えるだけの授業ではなく、たっぷりと時間を使って、自分で結論を導き出す作業に時間を費やすことができます。結果、例えば、理科大好き少年は、普通部の3年間でさらに思考力に磨きがかかり、卒業後も普通部での学びが生きる土台になっていきます。
生徒一人一人が自由にテーマを設定し研究に没頭。各分野のプロである先生が、生徒たちにじっくりと考えさせる授業を展開する。これが慶應普通部の魅力です。
帰国子女枠はありませんが、4科目しっかりと勉強している生徒にはワクワクするような学校ですね。