今回お話するのは、慶應義塾湘南藤沢中等部(SFC)の入試制度の変更について。
2019年度、SFC中等部の入試が大きく変わります。2013年に開校した慶應義塾の小学校・横浜初等部の一期生がSFCに初めて入学するため、入試制度も大幅に変更されるのです。
まずは、募集定員の変化からみていきましょう。
一般枠:120名→70名
帰国生枠:30名→30名
一般枠が50名も削減されるため、来年の一般枠の合格ラインは、明らかに高くなることが予想されます。一方、帰国枠の定員は変わりませんので、帰国生にとっては一安心です。
ただ、英語受験組については、英語の出題形式に変更があり注意が必要です。
来年度の英語の問題は、総合問題(リスニング・ライティングなど)が出題されることになりました。レベルは英検2級から英検準1級とのこと。これまでのエッセイのみからすると、大きな変化といえます。
また、先日、SFCのHPで英語のサンプル問題が発表されましたので、英語受験組は確認しておきましょう。サンプル問題は、以下のページです。
そして、一般枠でも英語受験ができるようになり、例えば、海外滞在経験のない国内インター出身者も英語・算数・国語で受験できるようになります。この動きは、今後、他の中学にも影響を与えるでしょう。
今年のSFC入試の変化は、帰国生入試の世界ではインパクトです。
参考にしてみてくださいね!