今回お話するのは、
慶應湘南藤沢中等部(以下SFC)の帰国生入試について。
2018年度の入試結果をまとめたいと思います。
2019年度は、入試制度が変わるため、
変更点について予め注意が必要です。
早速、SFCの入試日程・科目から
確認していきましょう。
【入試日程】
2/2 一次試験(筆記)
2/3 一次合格発表
2/4 二次試験(面接・体育実技)
2/5 合格発表
2/6・7 入学手続き
二次試験まであることが、
SFC入試の特徴です。入試日以降、
毎日何かしらの試験・発表等があります。
【募集定員】
帰国枠30名
2019年度も帰国枠の定員は変わりません。
一般枠は120から70名になります。
【試験科目】
帰国①→算数・国語・理科・社会
帰国②→算数・国語・外国語による作文
主に、日本人学校出身者が帰国①、
現地校・インター校出身者が帰国②を
受ける傾向があります。
外国語による作文は、英語だけでなく、
中国語やフランス語でも受験できます。
そして、2018年度の入試結果を
確認してみましょう。
志願者:202名
受験者:155名
一次合格者:79名
二次受験者:78名
最終合格者:40名
繰上合格者:4名
入学者:37名(男子17名、女子20名)
SFC入試のポイントは、間違いなく
二次受験から最終合格までの倍率が高いことです。
つまり、倍率約2倍程度の一次試験で合格しても、
二次で落とされる可能性が高いということ。
例年、SFCは一次で7080名程度が合格し、
40名前後が合格をします。
つまり、二次対策(面接対策)をきちんと行っていないと、
不合格になる可能性が高いのです。
また、帰国①と帰国②の内訳は、
合格者番号から類推すると、
帰国①からの合格者が10名前後、
帰国②からの合格者が30名前後。
来年度での合格者内訳は未知数ですが、
毎年、英語受験組を多めに合格させているのは事実です。
そして、44名(繰上合格含む)の合格者のうち、
7名が入学辞退しているのは、渋幕や渋渋などに
流れた可能性があることが考えられます。
しかし、合格者の入学率が84%というのは、
SFCを第一志望にしている受験生が多いことが
わかりますね。
このように、例年二次試験がポイントとなるSFC入試。
来年度、入試制度が大きく変わりますが、
面接が重視される傾向は、引き続き踏襲されるでしょう。
SFC受験を考えている方は、
参考にしてみてくださいね!