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今回お話するのは、男子校の帰国生入試について。
帰国生に人気の高い、海城と聖光学院の二校に絞ってお話します。
両校ともに一般入試でも難関校であり、
進学実績においても毎年全国トップレベルです。
そして、いずれも毎年1月に帰国生入試を行っており、
長年帰国生を受け入れている共通点があります。
ただ、海城と聖光は、数年に一度のペースで帰国枠の入試日がかぶるため、
その年にあたる受験生は、両校を併願することができません。
ちなみに、2019年度入試は、以下ダブル出願ができる年です。
海城中・・・1月7日(月)
聖光学院中・・・1月12日(土)
※2018年度入試は、入試日程がかぶっていました
しかも、海城中は今年の入試から入試制度がかわり、
A方式の4科(算国理社)⇒2科(算国)で受験ができるようになりました。
2科目(算国)で受験できるため、今年は海城にチャレンジする受験生が
増えること、そして合格ラインの上昇が予想されます。
【海城中】
A方式:算数(120点)・国語(120点)
B方式:算数(120点)・国語(60点)・英語(60点)
面接(2分間スピーチあり
【聖光学院中】
英語(100点)・算数(100点)
国語(100点)・算数(100点)
いずれも、一般枠レベルの入試問題ですので、
骨太な学力が要求されます。
対策として、一般入試の問題を購入して複数年度分、
演習しておきましょう。
19海城中学校 2019年度用 6年間スーパー過去問 (声教の中学過去問シリーズ)

303聖光学院中学校 2019年度用 4年間スーパー過去問 (声教の中学過去問シリーズ)

また、相違点としては、面接の有無。
海城には面接がありますが、聖光には面接がありません
昨年までの海城の面接は、全配点のうち1割が面接点でしたが、
(学校の発表をみる限り、)今年は参考程度になったようです。
しかし得点化されなくても、スピーチは準備しなければ対応できませんので、
海城中受験生は事前に準備をしておきましょう。
最後に、おまけの小話。
帰国生入試において、入学手続〆日がいつなのかは大きな問題です。
なるべく入学金を待ってくれる方が受験生・保護者に負担がかかりませんし、
実際、各学校の受験者数にも影響を与えます。
しかし、海城、聖光は志望順位が高い受験生も多く、学校側も手続きを
長く待つ必要性もないため、早めに入学手続き〆日が設定されています。
海城中:
合格発表日→1/8(火)9:00
 手続期間→1/8(火)9:0014:00
聖光学院中:
合格発表日→1/13(日)9:00
 手続期間→1/13(日)9:0012:00
なんと、聖光の手続き期間は合格発表からのたった3時間と、
帰国生入試の中でもトップクラスの短さ。
それだけ、合格者が手続きをすることに迷いがないほど、
志望順位が高いということでしょうね。
参考にしてみてくださいね!