今回お話しするのは、
立教池袋中学と学習院中等科の
帰国生入試について。
立教池袋、学習院中等科ともに
12月上旬(3日・4日)に
帰国生入試が実施されるため、
ダブル併願されることが多い二校です。
ただ、過去の入試問題など公表していないため、
受験生にとって情報不足になりがちなのも事実。
しかも今年の出願者数は、
各校ともに増加しています。
◆立教池袋中・・・106名(昨年比+32)
◆学習院中等科・・・107名(昨年比+14)
※各学校のHPより引用
立教池袋中は、出願者数が4割以上増加。
過去の帰国入試で最高数を記録しています。
近年の大学附属校人気を背景に、
立教池袋・学習院のダブル出願組も
増加していることは間違いありません。
また、千葉の東邦大東邦中も
今年から本格的に帰国生入試に進出するため、
12月上旬には主要校の入試が連続します。
【入試日程】
12月1日・・・東邦大東邦中
12月2日・・・市川中
12月3日・・・立教池袋中
12月4日・・・学習院中等科
東邦・市川と立教・学習院の違いは、
英語が入試に含まれるかどうか。
日程的に海外在住で一時帰国して受験する
生徒にとっては都合が良いですね。
さて一方、立教池袋中と学習院中等科の
面接内容は特徴的ですので、
事前に確認しておく必要があります。
【立教池袋中】※ビブロスより引用
集団面接(15分)と個別面接(5分)
・集団面接(受験生6人グループ:面接官3名)
『ボランティア』、『友達』など
テーマが与えられ受験生の意見が問われます。
・個別面接(受験生1名:面接官2名)
『滞在していた国』、『志望理由』など
基本的なことが問われます。
【学習院中等科】※ビブロスより引用
集団面接(40分)と保護者面接(10分)
・集団面接(受験生4人グループ:面接官3名)
①体育:床に腕立て伏せの状態となり、じゃんけんなどのゲーム
②社会:海外に住んでいた自宅周辺の地図を書く
③理科:2つの机の間に紙でつくった橋を渡し、
両端におもりを吊るして、強度を測定
④言語:日本語or英語での基本的な質問
学習院の集団面接はとくに特徴的です。
4人グループで様々な活動を行い、
集中力やコミュニケーション能力など
学力以外の部分が重点的に見られます。
学習院を受験する場合、
午前の学科試験だけでなく、
集団面接も気を抜かないことがポイントです。
・保護者面接(保護者1名:面接官1名)
併願校、志望動機、なぜ現地校を選んだのかなど、
調査票をもとに質問されます。
午前に保護者面接が行われたあと、
午後に受験生面接がありますので、
親子で言っていることがバラバラにならないよう、
事前に親子間で回答内容を統一しておきましょう。
受験生の皆さんは、参考にしてみてくださいね!