今回、お話するのは、
聖光学院中の帰国生入試について。
数ある帰国生入試のなかでも、
ハイレベルな入試で知られる、
横浜の男子校です。
それでは早速、学校の概要から
確認していきましょう。
■学校概要
キャンパスは神奈川県横浜市にあり、
JR根岸線・京浜東北線山手駅から
徒歩8分程度の場所にあります。
最寄り駅から学校までは登り坂。
在校生は毎日坂をのぼって登校しています。
そして、校舎もとてもキレイです。
また、近年の進学実績は、
目覚ましいものがあり、ライバル校の
栄光学園をも一歩リードしています。
■大学合格実績(2018年度)
東大・・・72名
一橋大・・・10名
慶應大・・・121名
早稲田大・・・172名
卒業生数、約230名程度と小規模ながら、
上記の実績を叩き出しています。
実は東大への合格率は、
開成学園をすでに抜いています。
もちろん、浪人生もいますし、
私大実績は一人で複数合格していますが、
それを割り引いても進学校としては全国屈指。
一般入試では、
東京の御三家中(開成や麻布など)とも
よく併願されています。
最近は英語教育にも
力を入れるようになってきており、
スカイプ英会話や海外研修などを
積極的に取り入れています。
結果として、2018年度卒業生から、
Yale大やPrinceton大にも合格者を輩出しました。
今後、海外大を志望する生徒が
続々出てくるでしょう。
さて、そんな聖光学院は、
帰国生入試を長年行っています。
まずは、入試日程から確認していきましょう。
■入試日程
2019年1月12日
聖光(帰国)の入試日は毎年動きます。
帰国枠は、入試日が動くと、
ほかの併願校にも大きく影響します。
ちなみに、2018年度入試は、
海城中学と入試日が同日でしたので、
両校を志望校としていた受験生は
どちらの学校を受けるかを選ぶ必要がありました。
ただし、2019年度は海城中の入試日は、
1月7日ですので、ダブル出願することができます。
もちろん、その分合格ラインは上昇するでしょう。
また、以前は英語・算数・国語の
3科目入試だったのですが、
数年前から、2つの入試方式になりました。
■試験科目
①英語・算数
②国語・算数
①は現地校やインター校出身者向け、
②は日本人学校出身者向けの入試形式です。
もう一つの聖光の帰国枠の特徴は、
面接がないこと。
要するに、完全なる筆記試験勝負なのです。
これはほかの併願先との大きな違いです。
入試問題も一般入試と同等のレベルなので、
非常にハイレベル。
ただし、解答用紙の作りが
一般入試と異なるため、別途対策が必要です。
また、よく併願される学校としては、、
■併願先
【1月】
東京都市大付属(II類)
海城・攻玉社・渋渋(作文型)
【2月】
御三家(開成・麻布・武蔵)
早稲田・海城・筑駒
2月校については、4科目入試ですので、
理社も勉強しておく必要があります。
2018年度の帰国枠の入試結果は、
受験者数:134名
合格者数:34名
倍率:3.9倍
倍率は例年高止まりしています。
その理由は、帰国生の要件が比較的緩いため。
小学一年生で帰国した生徒も
帰国枠で受験ができます。
詳細は募集要項をご確認ください。
海外大にも視野を広げ、
英語教育にも力を入れだした聖光学院。
志望する受験生は、
一般入試と同等の学力を目指しましょう。
参考にしてみてくださいね!