今回は、各学校の入学率について。
業界用語で『歩留まり率』というのですが、
合格者に対して何名入学したかのかという指標です。
一般企業でいう入社率のようなものです。
当然『人事担当者』 である入試担当の先生が、
『歩留まり』 を意識して活動されていることは、
想像に固くありません。
つまり、次年度の入試は、
前年度の歩留まり率(入学率)を参考に、
合格者数の調整や広報活動がなされるということ。
私も、毎年この指標をもとに次年度の合格者数や難易度などを、
予測・ 分析して進路指導に活用しています。
ちなみに、20年度の結果から、
歩留まり率(入学率)80% 以上の学校は下記でした。
■中学入試
100%…都立立川国際
93.2%…慶應湘南藤沢
88.9%…国立お茶の水女子大附属
88.2%…公文国際学園
87.9%…国立東京学芸大国際
81.8%…日本女子大附属
100%…都立立川国際
93.2%…慶應湘南藤沢
88.9%…国立お茶の水女子大附属
88.2%…公文国際学園
87.9%…国立東京学芸大国際
81.8%…日本女子大附属
■高校入試
100%…筑波大附属、神奈川県立
都立竹早、都立日野台
立教池袋、日本女子大附属
95.7%…都立国際
94.7%…都立三田
80.0%…慶應女子
100%…筑波大附属、神奈川県立
都立竹早、都立日野台
立教池袋、日本女子大附属
95.7%…都立国際
94.7%…都立三田
80.0%…慶應女子
実際、歩留まり率は100%から10%台まで、
学校によってさまざまです。
また、率が100%に近いということは、
第一志望にしている受験生が多いということ。
帰国受験生の方は、志望校や興味がある学校の
『歩留まり率』を調べてみてくださいね。