今回お話するのは、早稲田実業学校中等部について。
早実といえば、毎年甲子園を賑わしていますね。私も高校野球が好きで、よく見ています。そんな早実は野球部以外でも全国レベルの部活動を有する文武両道として有名です。
その背景には、早稲田実業が幅広い分野で活躍できる生徒がほしいという狙いが入試にも反映されていることにあります。例えば、高校入試では、一般入試以外にも帰国枠入試、推薦入試(計60名)で選抜されます。推薦入試には、地元の公立中に指定校枠があるなど、独自の枠を設けています。勉強だけでなく、スポーツ・文化面でも秀でた生徒を求めているのですね。
また、早実は、以前は商業科(2002年に募集停止)がありました。それは、早稲田大学商学部の所管だったという歴史が関係しています。現在は、普通科のみの体制になっており、2002年には初等部が開校し、小中高の一貫教育を行っています。
早稲田実業中等部にも帰国枠はあります。ただ、募集定員は3名以下。つまり、一般入試とほとんど変わらないのです。しかも、入試科目も4科で、入試問題も国内生と同じ。帰国生といっても、一般入試で受験するつもりで準備が必要です。
【募集定員】
125名(男子85名・女子40名)
帰国枠は、定員のうち男女合わせて3名以内。
→女子の定員が少ないため、激戦になります。ほかに女子が受けられる早慶中のは、慶応中等部と慶応SFCくらい。いずれも首都圏の中学受験では最難関です。一方、帰国枠があるといっても、一般入試とほぼ同じ合格ラインとみて問題ありません。
【試験科目】
国語(100点・60分)
算数(100点・60分)
理科(50点・30分)
社会(50点・30分)
【日程】
試験日 2018年2月1日(木)
合格発表日 2018年2月2日(金)
参考にしてみてくださいね!