今回お話するのは、広尾学園中の入試問題(算数)について。
毎年、各校の帰国枠の入試問題を研究しているのですが、
広尾学園の算数は、他の学校とくらべ特徴的です。
何が特徴的かというと、、
インターナショナルコース・アドバンスグループ(AG)の
算数の入試問題は、英語で出題されること。
首都圏の帰国生入試を行う学校のなかでも、
算数を英語で出題する学校は、広尾学園のAGくらいしかありません。
そのため、初めて入試問題を見た生徒・保護者はとても戸惑い、
特殊な対策をしなければならないのかと不安になるのです。
ただ、入試問題のレベルは至って標準的であり、
受験算数の基本標準レベルをしっかりとやっている生徒からすると、
簡単に感じるレベルです。
特に図形問題(平面図形が頻出単元です。)であれば、
英語がわからない国内生でもサクッと解くことができます。
問題文の英語での言い回しなどが確認できれば、
後は算数の標準問題をやり込んでおいたほうが効果的といえるでしょう。
事前に学校説明会などに参加すると、
1年分の過去問が入手できますので、志望者はゲットしておいてくださいね。
参考データとなりうる模試は、入試問題のレベルからいうと、
首都圏模試やena模試、JOBA模試などがピッタリです。
レベルが高い問題が出題される、サピックスや四谷大塚の模試は、
あまり参考にはなりませんのでくれぐれもご注意を!
最後に、スタンダードグループ(SG)や医進・サイエンスの
帰国枠の入試問題は、一般入試問題並に難しいので、
逆にサピックスや四谷の模試などでトレーニングしておく必要があります。
受ける学校によって、参考になる模試や対策は変わります。
情報を集めてしっかりと準備しておきましょう。
参考にしてみてくださいね!