帰国生入試を検討しているご家庭にとって、学校説明会や入試ガイダンスは重要な情報源です。

ただ、パンフレットやホームページには書かれていない実情が多く、「何を聞けばいいのか分からない」と悩む方も少なくありません。

この記事では、帰国生入試の説明会に参加する際に必ず確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。
実際の受験対策や志望校選びに直結する内容ばかりですので、ぜひ参考にしてください。


1. 足切り点の有無と基準

一部の学校では、入試において科目ごとの足切り点(最低点)が設けられています。

たとえば 洗足学園中学 では、英語の面接試験で20点未満の場合は不合格とする明確な基準があります。

総合点での合格を狙っていても、足切りがあると1科目の失点で不合格になる可能性があります。

合格最低点が低めに見える学校でも、科目別の基準があるかどうかを事前に確認しておきましょう。

2. 復学制度の有無と条件

保護者の海外赴任に伴って一時的に海外に転出する場合、帰国後に復学できる制度があるかも確認すべきポイントです。

復学には、編入試験やレベルチェックが必要なことがあり、学校ごとに条件が異なります。

また、「中1の1学期を修了していれば復学可能」など、在籍期間の条件が定められているケースもあります。

今後再び海外へ戻る可能性があるご家庭は、復学の可否と条件を明確にしておきましょう。

3. 英語の取り出し授業とクラス編成

英語力を維持・向上させたい帰国生にとって、英語の取り出し授業やクラス編成の仕組みは重要です。

多くの学校では、入学前にプレースメントテストを行い、実力に応じてクラス分けを実施しています。

特に人気校では、帰国生の増加により、英語クラスのレベルが年々上昇している傾向があります。

ネットでは分からない情報も多いため、実際の授業内容やクラス運用について具体的に質問しておきましょう。

4. 出願資格の確認

帰国生入試の出願条件は学校ごとに異なります

たとえば 広尾学園 では、「海外在住経験が1年以上あり、帰国後3年以内」という条件が設定されています。

ただし、条件に微妙に満たないケースでも、学校側の判断で受験可能になる場合があります。

説明会後の個別相談などを通じて、具体的な事情を伝えたうえで確認しておくと安心です。


まとめ|説明会を“情報収集の場”として最大限活用しよう

学校説明会は、ただ話を聞くだけでなく、ご家庭ごとの事情に合わせて質問・確認ができる貴重な機会です。今回ご紹介した4つのポイントを押さえておくだけで、説明会の質がぐっと高まります

海進塾では、帰国生入試に関するご相談も随時受け付けております。
志望校の選定、受験対策、英語保持の学習計画など、具体的なご相談に応じたサポートが可能です。

▶ お問い合わせはこちら